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Posted by 滋賀咲くブログ at

2011年07月04日

【改善に時間が掛かりすぎる】

■ ヒント
スタッフは結構皆意識を高く持って改善を進めているのに、改善が
なかなか完了しない理由は、「間違った道具を使っている」ことにあ
ります。

まずは大ナタでバッサバッサ切り刻まなければならないのに、最初
から彫刻刀を持出しても、仕事が捗るはずがありません。

■ 解説
そこまで極端ではないにしても、旧態然とした改善技法をいつまで
も離したがらない人がよく見受けられます。

高効率で大きな成果の出せる改善技術も、次々公開されています。

IEだ、作業分析だ、と昔覚えた技術は、ほとんどが陳腐化されて
しまっているのです。


滋賀県内のある商工会議所から、「工場改善セミナー」の案内が入り
ました。

何か新しい技術が学べるかもしれないと期待して出掛けたのです
が、講師に立った年配の技術士先生、サーブリック動作分析法を
説明し始めました。

やっとそれが終わったら、今度はストップウォッチを使わずに細か
い動作時間を測定する方法の説明。

どちらも、30年以上前に比較的よく使われた方法です。

我慢できずに中座したのですが、それでも工場管理職と思われる
受講者の方々は、皆熱心にノートを取っておられました。

講師は何も悪意があったわけではないでしょう。

その方法しか知らなかったのです。

新技術の習得を怠っていたのです。

技術士だからといって最先端を走っているわけではないのです。

外から学ぶことは大切ですが、教えてくれる相手を間違うと、とん
でもないムダを発生させる結果になってしまうのです。


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Posted by にしたに・かずお at 15:49Comments(0)マネジメント