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経営-営業-工場一体化で、「儲ける製造業を作る」戦略戦術をご紹介します

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Posted by 滋賀咲くブログ at

2017年06月29日

【2015年版は品質マニュアルは要らないの?】

2015年版には「品質マニュアルを作りなさい」という要求事項はありません。

でも、「品質マニュアル」は必ず作ってください。

私は「品質マニュアル」ではなく、「マネジメントマニュアル」と
いうことにしています。

マニュアルは、マネジメントシステム全体の「戦略マップ」です。

どこに力点を置くのか、モレ・ヌケはないか。

マニュアルで全貌を見渡せるようにしておくことです。

「マニュアルのひな型が欲しい」というご要望がたまにありますが、
ひな型の配付は指導先に限定していますので、ご容赦ください。

日本規格協会発行の解説書をお読みになれば、2008年版からの
変更点が分かります。

「使えるマニュアル」を作るポイントは、「プロセスフロー図」です。

しっかりした「プロセスフロー図」を作れば、改訂の仕事も半分
終わります。

あとは現状業務の問題点をツブシテ、化粧直しすればいいのです。

まだ1年あります。

集中すれば、改訂作業は十分間に合います。  

Posted by にしたに・かずお at 09:25Comments(0)工場カイゼン

2017年06月10日

【QMを軽量化する】

西谷経営技術研究所/西谷和夫です。

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工場はモノづくりの場ではありません。
お客の価値を創造することこそが工場の役割です。

工場改善とは、工場の役割の質を高めること。
工場の業務品質を高めるためのヒントをご紹介します。
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「品質マニュアル」はマネジメントシステム(仕事を実行するための仕組み)
を文書化したものです。

要求事項を読みながら自分の会社に沿った形に落とし込んでいくと、どうしても
圧巻になってしまいます。

50ページもの品質マニュアル。またそれだけに終わらず、何冊もの規程類を
作っている会社も数多く見られます。

ISOを取得し始めたのは大手企業が最初です。

大組織は元々諸規程が事細かに定められており、それをISO取得のために
再整理していく。
そのため、どうしても「重量級ISO」になってしまう。

中小企業はそれをみてISOを作るので、組織は小さいのにマネジメントシステムは
大企業並み、といったアンバランスの形になってしまう。

「品質マニュアル」は人間と同じで、太るのはたやすいが、一度太った体を
スリムに変身するのは非常に難しい。

審査上はそれでも全く問題はないし、むしろ、「立派なものを作りましたね」と
褒められる場合もある。
だから肥満体をそのまま何年も維持するようになる。

最近ISOの2015年版への改訂を依頼されることが多い。

50人以下の製造業が多いが、会社のマネジメントシステム全体を図解化して
整理していくと、QMも20ページ以内に収まってしまう。

「非常にスッキリしました」 と喜んでもらえるのだが、元々スッキリしていた
仕組みにわざわざぜい肉をつけまくっていたものをそぎ落としただけなのだ。

何もかもルール漬けにしたらいいというものではない。

軽トラでいいものを、ダンプカーをチャーターする必要は全くないのです。

自分の身の丈に合ったシステムを作って、PDCAを回しながら、会社を段階的
に成長発展していくという目的を忘れ、手段に振り回されてはいけないのです。


  

Posted by にしたに・かずお at 08:33Comments(0)

2017年06月04日

【一人ISO】

西谷経営技術研究所/西谷和夫です。

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工場はモノづくりの場ではありません。
お客の価値を創造することこそが工場の役割です。

工場改善とは、工場の役割の質を高めること。
工場の業務品質を高めるためのヒントをご紹介します。
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会社の信頼度を上げるためにISOを取得したいが、わが社は
社長の私一人。従業員はゼロです。

一人じゃ組織といえないし、ISOは無理ですよね。


一人の会社でもISOは取得できます。

社員数ではなくて、

「どんな仕事(プロセス)があって」

「プロセスがどのように関連付けられていて」

「各々のプロセスの役割がハッキリ」

していればいいのです。


プロセスの数が多くても、一人でやろうが、十人でやろうが
それは問題ありません。

ただし内部監査は、自分で自分を監査できないので、これは
外部に頼めばいいのです。
  

Posted by にしたに・かずお at 08:13Comments(0)

2017年06月02日

【独自性(ユニークポイント)】

新製品を企画する時、

どんなお客に狙いを定めるのか

そのお客は本当にその商品を求めているのか

お客にどのようなベネフィットがあるのか

製品の独自性をどのように訴えるのか


技術者は独りよがりになってしまう傾向があります。

これらをチームで十分コンセンサスをとっておかないと、
時間ばかり過ぎてしまいます。  

Posted by にしたに・かずお at 07:58Comments(0)