2013年10月08日
【まずはマクロなロスに着眼】
エレベータで「閉」ボタンを先に押してから「行先階」ボタンを押すのと、
「行先階」ボタンを先に押してから「閉」ボタンを押すのとでは、
どちらが早くエレベータがスタートするか?
「行先階」を押さないと「閉」が作動しないタイプもたまにありますが、
ごく普通のエレベーターの場合は、
ボタンに手を伸ばす時間を考えないとすれば、「閉」ボタンを先に押すほうが早い。
だからといって、こんな1秒以下のミクロな時間短縮を考えるより先に,
改善すべきもっと大きなムダ時間はいくらでもある。
物事を細かく観察することは大事なことですが、細部にとらわれすぎると
全体が見えなくなってしまう。
工場でも、電燈を消して回るよりも、原価を1円下げることに頭を使わないと、
生きた工場改善につながることはありません。

Posted by にしたに・かずお at
23:39
│Comments(0)
2013年10月06日
【改善基盤を固める】
「付加価値」とは、「品質を作りこむ」こと。
品質を作りこむのは、「作業」または「機械」。
「人の動き」は「作業」。
「スパナでボルトを締める」のは、「品質を作りこむ作業」だが、
「工具箱へスパナを取りに行く」「必要なサイズのスパナを探す」行動は「付随作業」
であり「ムダ」という。
分析的IEの基本的な考え方だが、こんなことが大手企業でもまだ理解できない所がある。
しかし、このような基盤をしっかりしておかないと、高邁な理論を振りかざしても一部の
キャリア社員が興味を示すことはあっても、会社として継続的改善を実現することはできない。
品質を作りこむのは、「作業」または「機械」。
「人の動き」は「作業」。
「スパナでボルトを締める」のは、「品質を作りこむ作業」だが、
「工具箱へスパナを取りに行く」「必要なサイズのスパナを探す」行動は「付随作業」
であり「ムダ」という。
分析的IEの基本的な考え方だが、こんなことが大手企業でもまだ理解できない所がある。
しかし、このような基盤をしっかりしておかないと、高邁な理論を振りかざしても一部の
キャリア社員が興味を示すことはあっても、会社として継続的改善を実現することはできない。